近年、SNSやネット掲示板などで「アンフェミ」という言葉を目にする人が増えてきました。日常会話やメディアの記事でも取り上げられることがあるため、意味を知っておきたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「アンフェミ」という言葉の定義や背景、実際にどのように使われているのか、またその社会的な影響についてわかりやすく解説します。誤解されやすいニュアンスや関連する言葉も整理しながら紹介するので、ぜひ参考にしてください。
アンフェミとはどういう意味?
「アンフェミ」とは「アンチ・フェミニスト(anti-feminist)」の略語で、フェミニズムやフェミニストの主張に反対、もしくは批判的な立場を取る人や考え方を指します。
もともと英語の anti-feminist から来ており、日本では特にインターネットを中心に使われ始めました。
簡単にまとめると、
- フェミニズム(feminism):男女平等を目指す思想や運動
- アンフェミ(anti-feminist):フェミニズムに反対する立場、あるいはフェミニストに否定的な人
という関係性になります。
フェミニズムとアンフェミの対立構造
フェミニズムの基本的な考え方
フェミニズムは、性別による差別や格差をなくし、誰もが平等に暮らせる社会を実現しようとする思想や運動です。たとえば、
- 賃金格差の是正
- 家事や育児の負担の平等化
- セクハラや性暴力の防止
- 政治・経済の場での女性の活躍推進
といった課題に取り組んでいます。
アンフェミの主張や立場
一方でアンフェミは、フェミニズムの一部の活動や主張に対して批判的です。その理由はさまざまで、
- 「女性だけを優遇しているように見える」
- 「現実的ではない理想を押しつけている」
- 「男性に対して不公平な扱いをしている」
などの声があります。
つまり、アンフェミは必ずしも「男女平等そのものに反対している」わけではなく、「フェミニズムのやり方や過激な一部の主張に反発している」という場合も少なくありません。
アンフェミという言葉が広まった背景
アンフェミという言葉がよく使われるようになった背景には、インターネットやSNSの普及が大きく関わっています。
特にTwitter(現X)、YouTube、掲示板などでは、フェミニストの発言やキャンペーンに対して批判的な意見が集まりやすく、「アンフェミ」として一括りにされることが増えました。
また、日本特有の背景として、
- フェミニズムの歴史が欧米に比べて浅い
- 女性の社会進出が進む一方で、伝統的な性役割意識が根強い
- 広告やゲーム表現をめぐる議論が激化している
といった事情があり、アンフェミとフェミニストの対立が可視化されやすい状況が整っているのです。
アンフェミとフェミニストの議論が起こりやすいテーマ
実際に「アンフェミ」と呼ばれる人たちとフェミニストの間で議論になるテーマには、次のようなものがあります。
- 広告やメディア表現
キャラクターの衣装や広告の描写が「性的すぎる」とフェミニストが批判すると、「表現の自由を侵害している」とアンフェミ側が反論するケース。 - 雇用・職場の男女平等
フェミニストは「女性の昇進や採用が少ない」と訴える一方で、アンフェミ側は「能力より性別を重視して優遇するのは不公平」と批判。 - 家庭や育児の役割分担
「家事育児は女性に偏っている」と指摘するフェミニストに対して、「家庭の事情はそれぞれ違うのに一律に批判するのはおかしい」という声が上がることもあります。
アンフェミの立場をどう理解すべきか
アンフェミという言葉はしばしば攻撃的に使われ、「フェミニズムを理解しない人」「男女平等に反対する人」というレッテル貼りの意味を持つ場合もあります。
しかし実際には、フェミニズムに賛同しつつも一部の方法や表現に違和感を抱いている人も含まれており、その立場は一様ではありません。
大切なのは、相手を「アンフェミだから」「フェミだから」と決めつけるのではなく、具体的な意見や問題意識に耳を傾けることです。互いの立場を理解しようとする姿勢が、対立を和らげ、より建設的な議論につながります。
まとめ
「アンフェミ」とは、「アンチ・フェミニスト」の略で、フェミニズムやフェミニストに対して否定的な立場を指す言葉です。
SNSを中心に広まり、広告表現や雇用の平等、家庭の役割分担などをめぐって議論の場でよく使われています。
ただし、アンフェミという言葉は単なるレッテルになりやすく、必ずしも男女平等そのものに反対しているわけではありません。対話や理解を深めることで、よりバランスの取れた議論ができるでしょう。

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