私たちの日常生活で欠かせないスマートフォンや腕時計。防水機能付きのモデルが当たり前になりましたが、「防水だから大丈夫」と油断して使っていると、気づかないうちに防水性能がどんどん劣化してしまうことも少なくありません。ここでは、防水機能を劣化させてしまう典型的なNGな使い方や、うっかりやってしまいがちな注意点について詳しくご紹介します。
目次
防水機能が劣化する主な原因とは?
まず、防水機能の基本構造を簡単に説明します。
スマホや時計の防水性能は、主にゴムやシリコン製の「パッキン」や「シール材」によって守られています。これらが本体の隙間をふさぎ、水の侵入を防いでいるのです。しかし、素材の性質上、外部からの刺激や経年劣化によって徐々にその効果は低下します。
このため、防水機能付きの機器であっても「使い方次第で寿命が大きく変わる」というのが現実です。
では、どのような使い方が防水機能の寿命を縮めてしまうのでしょうか?
防水機能を劣化させてしまう使い方7選
高温・多湿の場所での使用
- お風呂場やサウナ、温泉など、高温多湿な環境での使用はパッキンのゴムを急速に劣化させます。
- 一時的に内部に結露が発生するリスクも高まり、電子部品のトラブルにもつながりやすくなります。
海水・塩分・プールの塩素などに触れる
- 海水は塩分や不純物が多く、パッキンのゴムを腐食させたり、内部に錆を発生させやすいです。
- プールの塩素も同様にパッキンや金属部分の劣化を早めます。
- 防水機器を海やプールで使った場合は、必ず真水でしっかり洗い流しましょう。
石鹸・シャンプー・洗剤がついたまま使用
- 手を洗った後の石鹸や、シャンプー、洗剤などが付着したままスマホや時計を触ると、化学反応でパッキンが傷んでしまいます。
- 防水機能は「水」に対してのものであり、化学物質への耐性は想定されていません。
衝撃や落下によるダメージ
- 本体を落としたり、ぶつけたりすると、微細な歪みや割れが発生し、パッキンの密着性が低下します。
- 外観に傷がなくても、内部で防水シールがズレたり傷んでいる場合があります。
不要な開閉や操作
- スマホのSIMスロットや時計の裏蓋、リューズ部分など、何度も開閉すると防水パッキンが摩耗します。
- ゴミやほこりが挟まると、その部分から水分が侵入しやすくなります。
長期間メンテナンスをせずに使い続ける
- パッキンやシール材は消耗品です。何年も交換や点検をしないと、ゴムの劣化で防水性能が大幅に下がります。
- 特に腕時計は2〜3年ごとに点検・パッキン交換をおすすめします。
乾燥させずに放置する・水滴が残ったまま使う
- 水がついたまま、または湿気が多い状態で長時間放置すると、内部で錆や腐食、カビの発生リスクが高まります。
- 使用後はやわらかい布でしっかり水分を拭き取るようにしましょう。
防水機能の劣化を防ぐ正しい取り扱い方
防水機能をできるだけ長持ちさせるためには、日常のちょっとした心がけが大切です。
以下のポイントを参考に、普段から意識してみてください。
- 極端な温度差や高温・多湿の環境を避ける
お風呂・サウナ・真夏の車内などは避ける。 - 海水やプール使用後はすぐに真水で洗い流す
- 強い衝撃や落下に注意する
- 開閉が必要な部分は清潔に保ち、なるべく頻繁に開閉しない
- パッキン交換や防水点検を定期的に受ける
特に時計は2〜3年、スマホは1〜2年を目安に。 - 水に濡れた後はすぐに拭き取り、しっかり乾燥させる
まとめ
防水機能付きのスマートフォンや時計はとても便利ですが、「防水=壊れない」ではありません。
高温多湿や海水、石鹸など、日常の何気ない使い方が防水機能を早く劣化させてしまうこともあります。
正しい取り扱いを心がけ、定期的なメンテナンスも忘れずに、できるだけ長く安心して使えるようにしましょう。

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