新しいOutlookではVBAが使えないため、この機能は使えません。
旧Outlookの下記バージョンにて動作していることを確認しています(2025/1/7現在)
Microsoft® Outlook® for Microsoft 365 MSO (バージョン 2501 ビルド 16.0.18429.20000) 64 ビット

他のソフトの兼ね合いでOutlookを立ち上げておかないといけないのに、癖で閉じてしまうことが多く
もっと気を付けるという解決策ではなくクリックしても閉じないようにすればヒューマンエラーが発生しないのではないかということで、何年か前のソースコードを元に動くように調整したものになります。
準備編
まずはOutlookで自作したマクロの実行を許可するように設定していきます。
すでにマクロを有効化している場合は、目次からソースコードに飛んでもらって大丈夫です。
マクロの有効化
Outlook アプリケーションを開始します。

画面の左上隅にある「ファイル」と書かれたタブをクリックします。

ドロップダウンメニューの中から「オプション」という選択肢をクリックします。

新しいウィンドウが開きます。このウィンドウは「Outlook オプション」というタイトルが付けられています。
左側のカテゴリーから「トラスト センター」という項目を見つけてクリックします。

右側に表示される「トラスト センターの設定」というボタンをクリックします。

新しいダイアログボックスの左側にある「マクロの設定」という項目をクリックします。

以下の選択肢から適切なものを選んでください。

上から順に
- すべてのマクロを無効化
- デジタル署名のあるマクロのみ実行
- 通知を受け取るマクロを有効化
- すべてのマクロを有効化(この設定はセキュリティリスクがありますので、信頼できるマクロのみを実行する場合にのみ使用してください)
すべてのマクロを有効にする設定は、危険なコードが含まれていた場合メールやパソコンを破壊する可能性があります。ご自身の判断の上、有効化してください。
設定を確定するために、ダイアログボックスの下部にある「OK」ボタンをクリックします。
「Outlook オプション」ウィンドウを閉じるために、「OK」ボタンをクリックします。
開発タブを表示する(しなくてもいい)

メールの上部に開発(マクロのコードなどを管理する)タブを表示させます。
設定してもしなくてもいい理由としては、Alt+F11でマクロの編集ページが立ち上がるからです。

Outlook アプリケーションを起動します。

画面の左上隅にある「ファイル」と書かれたタブをクリックします。

「ファイル」メニューの中から「オプション」という選択肢をクリックします。
新しいウィンドウが開き、「Outlook オプション」というタイトルが付けられています。

左側にある一覧から「リボンのユーザー設定」という項目をクリックします。

右側に「メイン タブ」というセクションがあります。
その中に「開発」という項目が表示されています。
この「開発」の項目の横にあるチェックボックスをオン(チェックを入れる)にします。
右下隅にある「OK」ボタンをクリックして、設定の変更を確定し、ダイアログボックスを閉じます。
これで、Outlook のリボンに「開発」タブが表示されるようになります。
同様の手順で他の Office アプリケーション(例:Word, Excel)でも「開発」タブを表示することができます。
ソースコード

開発タブのVisualBasicからソースコードを入力していきます。
標準モジュールを作成し追加するコード

ThisOutlookSessionに追加するコード

これでコードを保存後に、Outlookを再起動してあげればOutlookを閉じれないようになります
閉じ方について
パターン①:Outlookから終了する

Outlookのファイルタブを開き、左下にある「終了」から閉じることができます。
パターン②:タスクバーから終了する

タスクバーにある、Outlookのアイコンを右クリックしてメニューを表示
そのあとで、「すべてのウィンドウを閉じる」で閉じられます。
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