英語で「すごい!」「信じられない!」という驚きを表したいときに便利な表現のひとつが mind-blowing(マインドブローイング) です。
直訳すると「心を吹き飛ばす」ですが、日本語でいう「度肝を抜かれる」「驚愕する」といったニュアンスに近い言葉です。
この記事では、この表現の正しい意味やニュアンス、使い方の例文、似た表現との違いについて、初心者にもわかりやすく解説していきます。
mind-blowingの基本的な意味

mind-blowing は「とても驚くような」「圧倒的にすごい」という意味を持つ形容詞です。
- mind = 心、頭
- blow = 吹き飛ばす、爆発させる
- -ing = 形容詞化
つまり「心を吹き飛ばすような」というイメージで、強烈な驚きや感動を表します。
日本語で近い表現
- 「度肝を抜かれる」
- 「ぶっ飛ぶほどすごい」
- 「圧倒的に驚かされる」
ポジティブな驚きに使うことが多いですが、時にはネガティブな驚きに対しても使われることがあります。
mind-blowingの使い方
mind-blowing は通常、名詞を修飾する形容詞として使われます。
例文
- That movie was mind-blowing!
→ あの映画は本当に衝撃的だった! - The view from the top of the mountain was mind-blowing.
→ 山頂からの景色は度肝を抜かれるほど美しかった。 - It’s mind-blowing how fast technology is evolving.
→ テクノロジーが進化する速さには驚かされる。
また、単独で感嘆詞的に使うことも可能です。
- Wow, mind-blowing!
→ わあ、すごすぎる!
ポジティブとネガティブのニュアンス
多くの場合「すごい!」という良い意味で使われますが、驚きの方向性によってはネガティブにも使えます。
- ポジティブ:
- Her performance was mind-blowing.
(彼女のパフォーマンスは圧倒的にすごかった)
- Her performance was mind-blowing.
- ネガティブ:
- It’s mind-blowing how expensive the rent is in this city.
(この街の家賃の高さには呆れるほど驚かされる)
- It’s mind-blowing how expensive the rent is in this city.
このように、コンテキストによってニュアンスが変わるのが特徴です。
mind-blowingと似た英語表現との違い
英語には驚きを表す表現がたくさんあります。mind-blowingと混同しやすいものを整理してみましょう。
amazing / incredible
- 「すごい」「信じられない」という意味で幅広く使える一般的な表現。
- mind-blowing はその中でもより強烈で衝撃的なニュアンス。
例:
- The concert was amazing. (コンサートは素晴らしかった)
- The concert was mind-blowing. (コンサートは度肝を抜かれるほどすごかった)
stunning
- 「美しさや魅力で圧倒する」というニュアンスが強い。
- 見た目や印象に対してよく使われる。
例:
- She looked stunning in that dress. (彼女はそのドレスで本当に美しかった)
unbelievable
- 「信じられない」という意味。良い驚きにも悪い驚きにも幅広く使える。
- mind-blowing よりは感情的インパクトが少し弱い。
日常会話での活用シーン
mind-blowing はカジュアルな会話でもよく登場します。特に以下のような場面で自然に使えます。
- エンタメ(映画、音楽、舞台など)
- That magic trick was mind-blowing!
(あのマジックは本当に衝撃的だった!)
- That magic trick was mind-blowing!
- 旅行や体験
- The food in Thailand was mind-blowing.
(タイの料理は驚くほど美味しかった)
- The food in Thailand was mind-blowing.
- 科学・テクノロジー
- The new AI technology is mind-blowing.
(新しいAI技術には本当に驚かされる)
- The new AI technology is mind-blowing.
使うときの注意点
- フォーマルな場面には不向き
mind-blowing はカジュアルな表現なので、ビジネスの正式なプレゼンや論文などでは避けた方が無難です。 - 過度に使いすぎない
何でもかんでも「mind-blowing」と言ってしまうと、驚きの度合いが薄れてしまいます。特別に強調したいときに限定して使うと効果的です。
まとめ
mind-blowing は「心を吹き飛ばすほど驚く」という意味を持つ英語表現で、映画や景色、体験、テクノロジーなど、圧倒的な感動や衝撃を伝えるときに使います。似た表現の amazing や incredible よりも強いインパクトがあり、特に「度肝を抜かれる」シーンで効果的です。
日常英会話で「すごい!」を伝えるときに、この表現を使えると表現の幅が広がります。驚きや感動をもっと自然に英語で表現したい方は、ぜひ覚えておきましょう。
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