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DIY初心者でもわかる!木材3種の特徴と適した使い方を徹底解説

DIYで家具やインテリアを作るとき、「どんな木材を選べばいいの?」と悩む方は多いものです。木材は見た目だけでなく、乾燥方法によって性質が大きく変わります。正しく選ぶことで、完成度や耐久性がぐんとアップし、作業中のストレスも軽減できます。この記事では、DIY初心者でもわかりやすいように、代表的な木材の3種類【KD材・AD材・グリーン材】について特徴とおすすめの使い方を詳しく解説します。


目次

木材を選ぶときの基本ポイント

木材は同じ「木」でも、乾燥方法や含水率(木に含まれる水分量)によって性質が異なります。木は水分が多いほど柔らかく、乾燥が進むほど硬く安定していきます。そのため、どんな用途で使うかによって「最適な木材」が変わるのです。

DIYでは、

  • 加工のしやすさ
  • 反りや割れにくさ
  • 屋内か屋外か
    この3つを意識して選ぶと失敗しにくくなります。

KD材(人工乾燥材)の特徴と使い方

KD材とは「Kiln Dried」の略で、人工的に乾燥させた木材のことです。窯や機械を使ってしっかり水分を抜くため、含水率が低く安定しています。

特徴

  • 含水率が10~20%程度まで下がっており、反りや割れが起きにくい
  • 硬さがあるため、ねじや釘がしっかり効く
  • 表面が安定していて、塗装や加工がきれいに仕上がる

適した使い方

  • 家具づくり(テーブル・椅子・棚など)
  • 室内の内装材(床材・壁材・造作家具)
  • 精密な加工が必要なDIY

ポイント

KD材は寸法が狂いにくいため、棚板や引き出しなど「きっちりサイズを合わせたい部分」に最適です。DIY初心者が「まずは家具から作りたい」と思うなら、KD材を選ぶと安心です。


AD材(自然乾燥材)の特徴と使い方

AD材は「Air Dried」の略で、屋外で自然に乾燥させた木材のことです。乾燥に時間がかかりますが、木の風合いを活かせる点が特徴です。

特徴

  • 含水率がKD材よりやや高め(20~30%前後)
  • 自然乾燥なので、内部に多少の水分が残っている
  • 外気に近い状態のため、屋外使用に向いている

適した使い方

  • ウッドデッキやフェンス
  • パーゴラやガーデンファニチャー
  • 屋外向けのDIY作品

ポイント

AD材は湿気や温度変化に強いため、外構や庭のDIYにおすすめです。ただし、屋内で使うと収縮や反りが出やすいので注意しましょう。屋外用なら塗装や防腐処理をすると、さらに長持ちします。


グリーン材(未乾燥材)の特徴と使い方

グリーン材は、伐採したばかりでほとんど乾燥していない木材を指します。含水率が高く、とても柔らかいため、昔ながらの木組みや大工仕事に使われてきました。

特徴

  • 含水率が30%以上で水分を多く含んでいる
  • 柔らかく、加工がしやすい
  • 乾燥とともに収縮や反り、ひび割れが起こる

適した使い方

  • 伝統工法の木組み(神社や寺の建築など)
  • 彫刻やデザイン性重視のDIY
  • あえて「変形する木の表情」を活かした作品

ポイント

グリーン材は扱いやすい反面、後から大きく形が変わるため、家具や寸法が重要なDIYには不向きです。ただし「木の動きを楽しむ」「経年変化を味わう」作品にはぴったりです。


3種類の木材の比較表

木材の種類乾燥方法含水率の目安加工のしやすさ主な用途
KD材(人工乾燥材)機械乾燥10~20%やや硬いが安定家具・内装・精密加工
AD材(自然乾燥材)自然乾燥20~30%普通ウッドデッキ・屋外DIY
グリーン材(未乾燥材)未乾燥30%以上とても柔らかい木組み・デザイン重視

DIY初心者におすすめの選び方

  • 家具を作りたい → KD材
    寸法が狂いにくく、仕上がりが美しい。
  • 庭やベランダで使う → AD材
    外で長持ちしやすく、防腐処理でさらに安心。
  • 木の個性を楽しみたい → グリーン材
    経年変化を活かした作品にチャレンジ。

DIY初心者はまずKD材からスタートし、慣れてきたらAD材やグリーン材にも挑戦すると、木材の奥深さを楽しめます。


まとめ

木材選びはDIYの仕上がりを大きく左右します。

  • KD材は精密で安定した家具づくりに最適
  • AD材は屋外DIYで活躍
  • グリーン材は伝統工法やデザイン性を重視する作品向き

自分の作りたいものや設置場所に合わせて選べば、DIYはもっと楽しく、作品の完成度もアップします。木の特徴を理解して、あなたのDIYライフをさらに充実させましょう。

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