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ブックサーフィンとは?書籍版ネットサーフィンの魅力と楽しみ方

インターネットが普及し、「ネットサーフィン」という言葉が当たり前になった今、新たな読書スタイルとして注目を集めているのが「ブックサーフィン」です。ブックサーフィンは、インターネットであちこちのサイトを次々と巡るように、本を次々とめくったり、テーマや興味の赴くままに関連する書籍を渡り歩いて読む読書方法です。本記事では、ブックサーフィンの意味や特徴、その楽しみ方やメリット・デメリット、さらにはおすすめの実践方法まで、初心者にも分かりやすく詳しく解説します。


目次

ブックサーフィンとは?

ブックサーフィンという言葉は、もともと「ネットサーフィン」から生まれました。ネットサーフィンは、Webサイトを次から次へとクリックしながら、興味に応じて情報を拾い集める行為です。ブックサーフィンもそれと同じように、本や雑誌を自由に行き来しながら、新たな知識や発見を楽しむ読書スタイルです。

「最初から最後まで一冊をじっくり読む」という従来の読書方法とは異なり、ブックサーフィンは、ある本の一節から関連する本に移ったり、興味のあるテーマに沿って複数の本を行き来したりするのが特徴です。気になる言葉や人物、出来事を見つけたら、そこから新たな本や資料を探し、どんどん知識を広げていきます。


ブックサーフィンが生まれた背景

情報社会の多様化

インターネットの普及により、私たちは日常的に膨大な情報に触れるようになりました。その中で、「ネットサーフィン」を楽しむ人が増え、知識や情報を効率よく収集するスタイルが一般化しました。この流れを受け、紙の本や電子書籍でも「関連情報を自由につなげて読む」という新しいスタイルが生まれ、それが「ブックサーフィン」と呼ばれるようになったのです。

読書スタイルの変化

従来の読書は、「一冊を通して読む」ことが基本でした。しかし、現代はSNSや動画コンテンツなど、短時間で多様な情報を得るメディアが増え、読書の在り方も変化しています。効率よく、しかも自分の興味を軸に知識を深めることが求められる時代。ブックサーフィンは、そうしたニーズに応える新しい読書の形として広まりつつあります。


ブックサーフィンのやり方

ブックサーフィンは、特別なルールがあるわけではありませんが、実践する上での基本的な流れを紹介します。

1. 興味・関心からスタート

まずは「気になるテーマ」や「知りたいこと」を決めます。たとえば、「宇宙について知りたい」「村上春樹の作品をもっと理解したい」「SDGsに関する本を読みたい」など、自分の関心を出発点にします。

2. 一冊目の本を手に取る

最初は図書館や書店、あるいは自宅の本棚から一冊を選びます。その本の中で気になるキーワードやトピック、知らない名前や用語を見つけたら、そこに注目します。

3. キーワードや参考文献をもとに次の本を探す

本文中のキーワードや巻末の参考文献、関連書籍のリストなどをもとに、次に読む本を探します。図書館の蔵書検索やネット書店、電子書籍ストアなどを活用しましょう。

4. 書籍間を自由に行き来する

次々に本をめくりながら、「もっと知りたい」「他の本ではどう書いてあるのか」といった好奇心の赴くまま、書籍間を行き来します。場合によっては、何冊かを同時並行で読むのもOKです。

5. 気になった部分をメモする

気になる部分や新たな発見があれば、ノートや付箋、デジタルメモアプリなどに書き留めておきましょう。自分なりの「知識マップ」を作ると、情報が整理しやすくなります。


ブックサーフィンのメリット

ブックサーフィンには、従来の読書にはない多くのメリットがあります。

好奇心を最大限に活かせる

自分の興味や疑問を軸に読書を進めるため、知的好奇心が刺激されやすく、飽きずに読み続けることができます。

知識が立体的に広がる

一冊だけでなく複数の本を行き来することで、同じテーマでも多様な視点や解釈に触れることができ、知識がより深く、立体的に広がります。

読書の自由度が高い

「最初から最後まで読まなければならない」というプレッシャーがないため、気軽に楽しめます。必要な部分だけ読んで次に進むこともできます。

情報の信頼性が高まる

複数の書籍や資料を比較することで、情報の正確性や信憑性を自分自身で判断しやすくなります。


ブックサーフィンのデメリットと注意点

メリットが多い一方で、いくつか注意すべきポイントもあります。

集中力が途切れやすい

次々に本を移動するため、一冊をじっくり読むことが難しくなる場合があります。気が散りやすい人は、あらかじめテーマを決めておくとよいでしょう。

読みっぱなしになりやすい

知識を整理しないまま本をめくっていくと、せっかく得た情報が頭の中で散らかりやすくなります。必ずメモやノートで記録することが大切です。

膨大な情報に圧倒されることも

関連書籍が多すぎて、どこまで読めばよいかわからなくなることがあります。あらかじめゴールや目的を設定しておくと、効率的に読書を進められます。


ブックサーフィンにおすすめのシチュエーション

ブックサーフィンは、さまざまな場面で役立ちます。

  • レポートや論文の資料集め:複数の書籍から情報を集めることで、根拠のしっかりした内容をまとめることができます。
  • 新しい分野の勉強:未知のジャンルでも、興味のあるキーワードを起点にして本を探せば、効率的に知識が広がります。
  • 趣味や興味を深める:好きな作家やジャンルをとことん掘り下げるのにも最適です。
  • 子どもの好奇心育成:親子で本をめくりながら、テーマに沿って一緒に学ぶことで、子どもの学びの幅も広がります。

ブックサーフィンに役立つツールとサービス

現代のブックサーフィンは、紙の本だけでなく、電子書籍やインターネットのサービスを組み合わせて行うと、より効率的で便利になります。ここでは、ブックサーフィンをサポートする代表的なツールやサービスを紹介します。

電子書籍ストア・サービス

  • Kindle(Amazon):関連書籍のレコメンド機能や「この本を読んだ人はこれも読んでいます」などの提案が便利。
  • 楽天Kobo:キーワード検索や関連書籍の表示で次に読む本を探しやすい。
  • honto:書店・ネット書店・電子書籍が連携し、蔵書の管理が簡単。

図書館の蔵書検索

  • カーリル:全国の図書館の蔵書検索ができ、気になる本の所蔵先をすぐに調べられる。
  • 国立国会図書館サーチ:専門書や古い文献も探しやすい。

本のレビュー・読書SNS

  • 読書メーター:ユーザーのレビューや感想、読書記録が参考になる。
  • ブクログ:本棚を作成し、気になった本をリスト化できる。

AIやWeb検索

  • ChatGPTやGoogleなどの検索サービスでキーワードやおすすめ本を検索すると、効率的に関連情報を拾えます。

実際のブックサーフィンの例

ここでは、具体的なブックサーフィンの流れを一例として紹介します。

例:村上春樹の作品を軸にブックサーフィン

  1. 『ノルウェイの森』(村上春樹)を読む
    • 気になる登場人物や場所、音楽に注目
  2. 「ビートルズの音楽」が出てきたので、ビートルズの評伝や解説書を探す
    • 『ビートルズ全曲解説』など
  3. 村上春樹が影響を受けた作家に興味が湧き、レイモンド・チャンドラーやカート・ヴォネガットの小説を読む
  4. 80年代の日本の社会背景に興味が出てきて、その時代のノンフィクションや評論を手に取る
  5. 村上春樹のエッセイや対談集で、本人の考えや執筆エピソードを知る

このように、一つの本から次々と「知りたい」「読みたい」が連鎖していき、読書の幅が無限に広がっていきます。


ブックサーフィンをより深く楽しむコツ

  • テーマやキーワードをノートにまとめる
     気になるキーワードや人物名、関連する本のタイトルをノートに書き出し、「自分だけの知識マップ」を作ってみましょう。
  • 読書仲間と情報交換する
     SNSや読書会などで、他の人がどんな本を読んでいるか情報交換すると、新しい発見が増えます。
  • ときには戻ることも大切
     進めるだけでなく、時々最初の本に戻って読むと、また新しい気づきがあります。
  • 分野やジャンルを横断する
     小説からノンフィクション、科学書や歴史書まで幅広く行き来することで、視野が広がります。

まとめ

ブックサーフィンは、ネットサーフィンの読書版ともいえる、新しい知的体験のスタイルです。一冊をじっくり読むのももちろん素晴らしいですが、自由に本をめくりながら、自分だけの知識の海を旅する楽しさも格別です。情報の多様化が進む現代だからこそ、テーマや興味の赴くままに、知識を深めていくブックサーフィンの魅力をぜひ体験してみてください。

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この記事を書いた人

ブログ運営者。日常の気づきから、言葉の意味、仕組みやトレンドまで「気になったことをわかりやすく」まとめています。調べて納得するのが好き。役立つ情報を、肩の力を抜いて発信中。

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