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ナビダイヤルとは?仕組み・料金・使い方を徹底解説

ナビダイヤルは、企業や団体の問い合わせ窓口などでよく見かける電話番号サービスです。最近では、カスタマーサポートや予約受付、各種相談窓口など、さまざまな場面で利用されています。しかし、「ナビダイヤルって普通の電話と何が違うの?」「料金は高いの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ナビダイヤルの基本的な仕組みや特徴、料金体系、利用時の注意点などをわかりやすく解説します。初めてナビダイヤルを利用する方や、仕組みを詳しく知りたい方にも役立つ内容です。


目次

ナビダイヤルとは?

ナビダイヤルは、NTTコミュニケーションズが提供する「全国統一番号サービス」の一つです。主に「0570」から始まる電話番号が使われており、企業や団体が全国どこからでも同じ番号で問い合わせを受け付けることができます。

ナビダイヤルの主な特徴

  • 全国共通の番号:地域に関係なく、同じ番号でつながります。
  • 自動音声案内:複数の窓口に振り分けることができ、効率的な対応が可能です。
  • 通話料金が発生:発信者(利用者)側に通話料金がかかります。

ナビダイヤルの仕組み

ナビダイヤルは、発信者が「0570」から始まる番号に電話をかけると、NTTコミュニケーションズのシステムを経由して、各企業や団体の窓口に接続される仕組みです。

どんなときに使われる?

  • カスタマーサポート(例:家電メーカー、通信会社)
  • チケット予約(例:コンサート、映画館)
  • 公共機関の相談窓口(例:市役所、年金事務所)
  • 各種サービスの問い合わせ(例:クレジットカード会社、保険会社)

自動音声ガイダンス

多くの場合、最初に自動音声ガイダンスが流れ、用件に応じて担当部署に振り分けられます。これにより、効率的に適切な担当者につながる仕組みになっています。


ナビダイヤルの料金体系

ナビダイヤルの大きな特徴の一つが「通話料金」です。一般的な固定電話や携帯電話の通話とは異なる料金体系が適用されます。

通話料金の目安

  • 固定電話から発信:全国一律の料金(例:20秒ごとに10円など)
  • 携帯電話・スマートフォンから発信:20秒ごとに10円~20円程度(契約会社や時間帯によって異なる)
  • IP電話(050番号など)からは利用不可の場合が多い

具体的な料金例(2024年5月時点)

発信元料金(目安)
固定電話20秒ごとに10円
携帯電話20秒ごとに10~20円
公衆電話20秒ごとに10円

※料金は発信者負担です。無料通話分やかけ放題プランの対象外となる場合がほとんどです。

かけ放題プランは適用外

多くの携帯電話会社が提供している「かけ放題」や「無料通話分」は、ナビダイヤルには適用されません。ナビダイヤルにかけた分は、別途通話料金が発生しますので注意が必要です。


ナビダイヤルのメリット

ナビダイヤルには、利用者・企業双方にとってさまざまなメリットがあります。

企業側のメリット

  • 全国統一番号で管理が簡単:複数の拠点を持つ企業でも、1つの番号で全国からの問い合わせを受けられる。
  • 自動音声で効率化:用件ごとに担当部署へ自動で振り分けられるため、業務効率が向上。
  • 通話料金の負担軽減:フリーダイヤル(0120)と異なり、通話料金を利用者が負担するため、企業側のコストを抑えられる。

利用者側のメリット

  • 全国どこからでも同じ番号でかけられる:引っ越しや出張先でも、番号を調べ直す必要がない。
  • 自動音声でスムーズに案内される:複雑な窓口でも、ガイダンスに従って簡単に目的の担当者につながる。

ナビダイヤルのデメリット・注意点

一方で、ナビダイヤルにはいくつかのデメリットや注意点もあります。

通話料金が高くなる場合がある

  • 長時間の通話や、待ち時間が長い場合、通話料金が高額になることがあります。
  • 携帯電話からの発信は特に割高になる傾向があります。

かけ放題・無料通話が使えない

  • 多くの携帯電話会社の「かけ放題」や「無料通話分」はナビダイヤルには適用されません。
  • そのため、思わぬ高額請求につながることもあります。

IP電話や海外からは利用できない場合がある

  • 050番号などのIP電話や、海外からはナビダイヤルにかけられないことが多いです。
  • 公式サイトなどで、別の連絡先が案内されている場合もあります。

通話開始前から料金が発生する場合がある

  • 自動音声ガイダンスが流れている間も通話料金が発生します。
  • 長いガイダンスや待ち時間がある場合は、注意が必要です。

ナビダイヤルの使い方

ナビダイヤルの利用方法は、一般的な電話とほぼ同じです。ただし、いくつかのポイントに注意しましょう。

基本的なかけ方

  1. 電話機で「0570」から始まるナビダイヤル番号をダイヤルします。
  2. 自動音声ガイダンスが流れる場合は、案内に従って番号を押します。
  3. 担当者につながったら、用件を伝えます。

注意点

  • 通話料金が発生することを意識して、要件をまとめてからかけると良いでしょう。
  • 長時間の待ち時間が予想される場合は、公式サイトなどで混雑状況を確認するのもおすすめです。

ナビダイヤルの料金を節約するコツ

ナビダイヤルの通話料金は決して安くありません。少しでも節約するためのポイントを紹介します。

公式サイトやチャットサポートを活用

  • 企業や団体の公式サイトには、よくある質問(FAQ)やチャットサポートが用意されていることが多いです。
  • 電話をかける前に、まずはWebサイトで情報を探してみましょう。

メールや問い合わせフォームを利用

  • 急ぎでない場合は、メールや問い合わせフォームを利用するのも一つの方法です。
  • これなら通話料金はかかりません。

混雑時間帯を避ける

  • 平日昼間や月初・月末は混雑しやすい傾向があります。
  • 比較的空いている時間帯を狙ってかけると、待ち時間が短くなり、通話料金の節約につながります。

ナビダイヤルとフリーダイヤルの違い

ナビダイヤルとよく比較されるのが「フリーダイヤル(0120)」です。両者の違いを簡単にまとめます。

項目ナビダイヤル(0570)フリーダイヤル(0120)
通話料金負担発信者(利用者)受信者(企業・団体)
全国共通番号
携帯・PHS対応〇(※一部不可)〇(※一部不可)
IP電話対応×(多くは不可)×(多くは不可)
かけ放題適用××

ナビダイヤルに関するよくある質問

Q. ナビダイヤルの通話料金はどこで確認できる?

A. NTTコミュニケーションズの公式サイトや、各企業の問い合わせページで案内されています。発信元や時間帯によって異なる場合があるので、事前に確認しましょう。

Q. ナビダイヤルにかけるとき、IP電話は使える?

A. ほとんどの場合、050番号などのIP電話からはナビダイヤルにかけられません。固定電話や携帯電話からかける必要があります。

Q. ナビダイヤルの番号にSMS(ショートメッセージ)は送れる?

A. ナビダイヤルは音声通話専用のサービスです。SMSは送れません。

Q. ナビダイヤルの番号を使わずに問い合わせる方法はある?

A. 企業や団体によっては、ナビダイヤル以外の直通番号やメール、チャットサポートを用意している場合があります。公式サイトで確認しましょう。


まとめ

ナビダイヤルは、全国どこからでも同じ番号で企業や団体に問い合わせができる便利なサービスです。一方で、通話料金が発信者負担となる点や、かけ放題プランが適用されない点など、注意すべきポイントもあります。

利用する際は、事前に公式サイトで情報を確認したり、メールやチャットサポートなど他の問い合わせ方法も検討するのがおすすめです。ナビダイヤルの仕組みや料金を正しく理解し、賢く活用しましょう。

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