価格交渉をする前に知っておいてほしいのですが、メルカリの値下げ交渉に関しては出品者の判断になっています。
購入希望者から交渉がきたとしても、出品者はそれを必ずOKしなければならないというわけではありません。
値下げ交渉のコツ
商品の値下げは、タイミングの見極めが成功の鍵となります。
ほとんどの利用者は、商品の価格が下げたいと思っていますが、売り手側も売れるなら高く売りたいので、常に値下げされるわけではありません。
プロフィールの確認
メルカリのプロフィール欄や商品ページに値下げ不可と書かれている場合があります。
このケースでは、なかなか値下げ交渉が難しいので期待してはダメです。
ただし、例外があります。それは次の条件に複数当てはまるときです。
出品してからの日数を確認
出品してから売れるまでの間、販売者は手元で保管しておかなければいけません。
メルカリに出品している=使わないものなので、それを部屋に置いておくのは邪魔です。
なので、出品者は早めに売ってしまいたいというのが本音です。
- 出品してから2,3日の間にいいねが0のとき
- 出品してから1か月以上経過しているとき
この二つの時は、出品者は売れないのじゃないかと不安になっています。
そこを狙って価格交渉をすることで販売者も売れて嬉しいし、安くゲットできてwin-winです。
いいねの数はハートの下に
出品の経過時間は商品説明の最後に

売れ筋商品の値下げは要注意
値下げを行う前に重要なのは、商品の人気度合いをわかっておくことです。
大人気の商品、例えば新発売のiPhoneやブランドバッグや季節に合わせたファッションアイテムなどは、値下げする必要がない場合がほとんどです。
なぜならそのままの価格でも欲しい人が多いので放っておいても売れます。
これらのアイテムは、「旬」であり、その売れる時期に関しては値下げをしなくても売れるため値下げは厳しいです。
売れ筋の商品が値下げできないので交渉しない。
旬(シーズン)を逃した商品に注目
逆に、「旬(シーズン)」を過ぎた商品は、そのままの価格では売れにくいと判断して値下げしてくれるケースがあります。
新商品の場合は発売から約3ヶ月後、季節商品の場合はその季節の終わり頃が価格交渉のチャンスです。
例えば扇風機、使う時期は基本的に夏だと思います。
4~6月頃はそろそろ暑くなるので扇風機がほしくなる人が購入を検討し始めます。
7~9月頃は扇風機が壊れたり、もう一台あったら便利な人が探すと思います。
そして、夏終わりに扇風機がいらない(片づける)人が続出します。
この時一部の人はメルカリに出品するので、買う人数<<売る人数になるので、買う側が価格交渉において有利になります。

このようにシーズン外がねらい目です。
他の人が安すぎて断られている場合
他のユーザーの非現実的な交渉を見かけた場合、逆にあなたのアピールチャンスとして使えます。
例えば、他のユーザーが非常識な値下げを提案している場合、その価格よりもまともな適度な割引を提案することで、出品者との交渉を進めて通常より安く買える可能性が高いです。この場合も”常識的な値引き額”というのが前提です。
常識的な価格を提示しなければ交渉の舞台にすら立てません。
値下げ交渉の幅は1割程度が無難です。
具体的な希望価格を提示する
コメントで交渉する際に、「もう少しやすくなりませんか?」などとあいまいな言い方だと、出品者もいくら値引きしたらいいのか判断が難しいです。
購入希望者の言うもう少しが500円なのか1000円なのかわかりません。
値引きすぎるのは損しますが、購入希望金額よりも値引きが少なかった場合、取引が成立せずにお互いに手間だけかかっている状況になります。
なので、いくらぐらいで買えると嬉しいか提示しましょう。
確実な購入の約束
出品者にとっては、値下げ後の売買不成立はものすごい嫌です。
そこで効果的なのが、「値下げに応じれば確実に購入します」というアピールです。
この表明により、出品者に売れ残りのリスクを取り除く安心感を提供します。
約束するからには買ってください。
購入しないことが増えると、交渉の際のこの約束の効果がなくなり価格交渉が厳しくなっていきます。
支払いの保証
売買が成立した後の遅延支払いは出品者にとってめんどうです。
そのため、即時支払いが可能であることを強調すると、取引の魅力を高めることができます。
はっきりとした価格を提示
交渉をスムーズに進めるためには、希望する値下げ額を具体的に提示することが重要です。例えば、「1000円引きであれば即購入します」とコメントすることで、出品者が返答しやすくなります。また、提示された金額が難しい場合、どの程度の値引きであれば可能かを出品者に尋ねることも一つの戦略です。
コメントでの交渉の仕方
まず最初に、出品者から率先して値下げをすることは少ないです。
売れなさそうな商品ぐらいを値下げすることはありますが、基本的にないと思っていいです。
なので、購入希望者からの価格交渉が普通です。恥ずかしがらずに交渉をかけましょう。
ここで大切なのは、相手に不快感を与えないような丁寧なコミュニケーションを心がけることです。
最初の一文は「挨拶」
コメントの最初に挨拶を入れておくと、コメントの返信率が高くなります。
コメントの返信率は、交渉できるチャンスが単純に増えるため、挨拶1つで値段が下がる可能性があるので、めんどくさがらずに入れましょう
具体的に
交渉を始める際、あいまいな言い方を避け、希望する価格をはっきりと示しましょう。
ただし、ありえない価格を提示するのは避け、相場を調査してから妥当な範囲内での値下げを提案するのがいいです。
例えば、「他のサイトではこれが○○円で売られていますが、△△円までお値下げいただけないでしょうか?」というように、リサーチに基づいた提案が効果的です。
礼儀正しく
敬語は強制ではありませんが、尊敬語や丁寧語を使って、相手に敬意を表しましょう。
また、直接的な値下げ要求よりも、出品者の立場を尊重した言い回しを用いることが大切です。
「お手数をおかけしますが、もし可能であれば△△円までお値下げいただけないでしょうか?ご検討いただけますと幸いです。」といった表現がおすすめです。
感謝の意を
交渉の際には、出品者が商品を出品してくれたこと、そして交渉に応じてくれることに対して、感謝の気持ちを伝えましょう。「この商品を出品していただき、ありがとうございます。」のような一文を加えることで、より円滑な交渉が期待できます。
交渉後の対応
交渉がうまくいかなくても、失礼な態度をとることは避けましょう。時間が経過すれば、出品者が考えを変える可能性もあります。断られた場合は、「ご検討いただきありがとうございました。」と礼を述べると良いでしょう。
一度断られたからといって諦めず、適切な期間を置いてから再度値下げ交渉を行うのも一つの方法です。
ただし、何度も短期間に渡って交渉を行うのは避け、出品者に不快感を与えないように配慮が必要です。
フレンドリー過ぎる表現は避け、適切な言葉遣いで交渉を進めましょう。
また、交渉が不成立の場合も、感情的にならずに冷静に対応することが重要です。
時間が経過しても商品が売れなければ、出品者が値下げに応じる可能性があります。
絶対に避けるべき交渉のタブー
メルカリでの値下げ交渉は一種の芸術です。しかし、いくつかの行動は、交渉失敗だけでなく、アカウントの信頼性損失や最悪の場合、アカウントの削除につながる可能性があります。
不適切な言葉遣いは厳禁
出品者に対する不適切な言葉遣いは、ただのマナー違反ではなく、基本的な人としてのモラルに反します。
たとえ敬語を使わない場合でも、常に丁寧な表現を使うべきです。
間違ってもタメ口でガンガン絡むなどはもってのほかです。
ありえない値引きは逆効果
5,000円の商品で4000円引きなどといった非現実的な値引き交渉は、出品者にとって邪魔でしかなく、返信すらしないケースが大半です。
出品者は、モノを(値段気にせず)売りたいのではなく、モノを売ってお金が欲しいんです。
値下げ後に買わない
これが一番いけないといっても言い過ぎじゃないです。
交渉して値引きしてもらったのなら、必ず購入しましょう。
仮に万が一別の出品で安いものが出品されていた場合は、コメントでその旨を伝えたうえで別出品を購入するか、価格を調整してもらいましょう。
メルカリでは、購入しなければ評価ができないため、実際に購入しないと低評価をつけれません。
ですが、SNS上で晒されたり、メルカリ上で悪影響があるかもしれません。
誰も嫌な思いをしない交渉が本当の交渉です。
まとめ
メルカリでの交渉の最終決定は、出品者の判断になっているので、必ずしも交渉が成功するとは限りません。
値下げ交渉は、タイミングとコミュニケーションです。
- 出品されてからの時間
- 商品の人気度合い
- プロフィールでの交渉可否
- 具体的な希望価格の提示
これらでwin-winの取引を目指してください。
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